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UR6818OO邸

個人住宅

 化学物質過敏症について知っていますか。
住まいの建材にも多く含まれている化学物質が原因で、反復する頭痛や倦怠感そして関節痛などが主な症状です。塗料、接着剤、ビニルクロスや合板フローリングなどの内装材には揮発性有機溶剤が含まれています。
 建築基準法では一度揮発してしまえば問題ないとして、長期間揮発するホルムアルデヒドだけを規制していますが、果たしてそうでしょうか?
 この住宅では揮発性有機溶剤が含まれていないか又は極力少ない材料を選定しています。仕上げ材は床に厚さ30ミリの下地杉縁甲板の上にクリ縁甲板自然塗料塗り、内壁及び天井は左官による漆喰仕上げを基本として、壁や天井など部分的に杉縁甲板柿渋塗りです。
 外部は壁、天井共に杉ラス下地の上に外壁はモルタルの上に無機質塗料で仕上げています。無機質塗料は石油由来とは異なり静電気が生じないので汚れが付着しにくく、また紫外線劣化がありません。屋根は陶器瓦葺きです。
 また電磁波対策も考えています。高周波電磁波は近づけないようにすることで気を付けることができますが、住まいに巡らされた電気配線からの低周波電磁界はそうは行きません。対策として各コンセントにはアースを取り付け、壁内(高さ90cm)と2階床全体に敷きつめられた低周波電磁界シールドシートで低減対策をしています。
 温熱環境性能としては充填断熱に加えて付加断熱を施工で、南側の庇の出と側面の壁で夏の陽射し対策をしています。快適な室内環境になる常時輻射冷暖房+熱交換型換気扇(顕熱)を設置しています。
 この住まい1階部分で暮らしが完結されるように考えられています。2階部分は子供部屋として使用することはあっても短期間です。日頃は解放的な気分転換の部屋として利用し、将来は趣味の部屋になるかもしれません。バルコニーも外部からはまったく見えないので空を見ながら別荘感覚で過ごせます。

場所
埼玉県さいたま市
用途
戸建住宅
種別
新築
構造
W造2階建
敷地
278㎡
規模
133㎡
竣工
2018年8月
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