1.日光二荒山神社式内社:栃木県日光市 創建:862年 下野国一之宮
下野国の一宮の式内社。標高2486メートルの霊峰「男体山(二荒山)」をご神体とし修験修行の霊場として信奉を集めた山岳信仰の地。日光街道の神橋より参道を進むと、隣接する日光東照宮の雰囲気と共に趣のある空間。日光の地名の由来は二荒の音読みとも言われている。
2.ペンション:群馬県利根郡片品村
2024
2018
1998
1994
30年以上ほぼ毎年宿泊し、お世話になっているペンション。スイスの山小屋を連想する佇まいと杉板で仕上げられた室内は心地良く、吹き抜けのあるダイニングでいただく料理は山の景色と共に楽しみの一つ。人に愛される建物は人を幸せにする。
3.白井屋ホテル:群馬県前橋市本町2-2-15 設計:藤本壮介
創業300年のホテルのリニューアル。アートに囲まれたホテルも素晴らしいが、併せて街の修景は素晴らしい。単に街並みを造るだけではなく、歩くことで無機質な街並みではなく、緑の丘のような景色が移り変わり、人居場所がそこかしこに見つけらる。
4.前橋ガレリア:群馬県 前橋市 千代田5-9-1 設計:平田晃久
コーナーの持ち上げられたキューブに囲まれた空間の街への開き方が魅力的。キューブのの組み合わせによる外部空間と内部空間の連携が植栽を触媒として形成されている。時の変遷により空間がどのように変わるか、楽しみな建物である。
5.太田市美術館・図書館:群馬県太田市東本町16-30 設計:平田晃久
外観を見ただけでも魅力的な建物。緑との共生が街に潤いを与えている。内部空間はスロープで繋がれていて、思わず上へ上へと意識が向くが、ふと立ち止まる空間が随所に用意されている。小さな街がこの建物に詰め込まれている。
6.太田市市民会館 :群馬県太田市飯塚町200-1 設計:香山壽夫
素材感と空間が的確な端正で美しい市民会館。確かに大きな建物だが、威圧感が感じられず、人を招き入れる感覚があるデザインは心地よい。ロビーからホワイエへの光の変化は自然に人の動きを誘発する。